汚れの有無や取扱いが大切

汚れの有無や取扱いが大切

分銅と言えば、重さをはかるときに天秤皿にのせて目方をはかります。この分銅を取り扱うとき注意しなければならないのが素手を使わないということです。素手だと汗や言えない汚れで分銅の重さに誤差が生じるからです、見えない汚れを気にしなくても長年使い続けていれば錆や汚れで誤差が出てくることは確かなことです。ですから取り扱うときはピンセットを使います。ピンセットだと汚れの有無を気にする必要がないからです。分銅とピンセットは常にセットになって湿気のないところに保管しましょう。

湿気があれば錆が発生しやすくなって使い物にならなくなってしまいます。保管をしっかりしておけば半永久的に使うことができます。ただし冷蔵庫の保管はタブーになっています。冷蔵庫のドアの開閉によって湿気が生じやすくなるからです。室温で乾燥剤といっしょがいいです。お菓子の袋に入っている乾燥剤で十分です。市販のものでもだいじょうぶですので保管を留意してください。

作業前に分銅を用いて校正をしておくことの重要性を知る

いくら正確にチェックをしようと考えていても、そもそも使用をする機器の校正がとれていなければ意味がありません。作業前にきちんと分銅を使って構成をしておけば、安心と計測の正確性を担保することができます。さらに分銅を正しく取り扱うことで、正確さを長期間維持することが可能です。正確な点検用分銅は、天秤やはかりの校正と日常点検に不可欠です。

多くの現場で、作業前の取り扱いで間違いが起こっています。標準的な指標で点検を実施した天秤を使用しておけば、大きな計量誤差は起きません。正しい取り扱いや清掃の方法などによって、計量プロセスの正確さには大きな違いが生まれます。
天秤に近い場所に保管をしたり、素手で直接触らないなどの注意は当然必要です。清掃にはできる限り化学薬品を使用しないことも重要で、わずかな誤差が生じる可能性を排除することができます。不適切な取り扱いがあれば、大きな誤差が発生することになります。例えばほこりや皮脂でも重くなることがありますし、周囲温度の変化は正確さに影響を与えることがしばしばです。質量変化の度合いは重さが軽いほど生じやすく、これらを知識として頭に入れておかないと、オペレーターが不正確な点検をすることになりかねません。